小泉純一郎の戦い/郵政民営化と日本の国家戦略の転換2/経済人類学の世界10
田中角栄がロッキード問題失脚後も、『闇将軍』と呼ばれ、キングメーカーとして日本の政界に君臨、日本の国家戦略の転換の必要性を痛感し、中曽根首相を支持し、旧国鉄の解体、民営化などを推し進めて、小さな政府志向の戦略転換を計ろうとしていたと思われる。
しかし、官僚と竹下登を中心とする彼の派閥の政治家の反乱により、自民党田中派は分裂、暴走を開始し、ただの利権集団と化した。
田中の意志は、その後、小沢一郎に引き継がれ、民主党成立、二大政党への道を開いて、自民の下野、分裂、弱体化を極め、竹下の流れを汲んだ橋本派は、橋本自体の引退により崩壊しようとしている。
バブル崩壊を期に、事実上の引き金を引いた大蔵省は解体、道路公団解体、今回、郵政民営化により、小さな政府路線は、構造改革を唱える小泉首相に引き継がれている。
小泉には引退を迫られた中曽根の影響が見えるが、中曽根自身が田中の影響力化にあるという悪評を避けるために田中を切った構図に非常に似ている。
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1982年 - 11月、上越新幹線暫定開業(大宮-新潟)。同月、第1次中曽根康弘内閣発足。田中の全面的な支持を受け、「田中曽根内閣」と揶揄される。
1983年 - 10月、ロッキード事件の一審裁判で東京地方裁判所から懲役4年、追徴金5億円の実刑判決を受け、即日控訴(「不退転の決意」)。12月、第37回総選挙で22万票の圧倒的支持を集めて当選。田中批判を唱えて新潟3区から立候補した前参議院議員の野坂昭如は落選。直紀も福島3区から初当選。ただし、自民党は大敗し、中曽根康弘総裁が「いわゆる田中氏の政治的影響を一切排除する」声明を発表。
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ということで、経済人類学的視点で、戦後の日本の高度成長のからくりと、お金の流れの分析をしてみたが、この構想そのものが、たった一人の稀代の政治家、田中角栄によって創られていることが分かってきた。
そして、その遺志も、民主党の小沢一郎や、小泉首相によって引き継がれ、総仕上げの段階にある。国民の選択も正しかったということになる。
また、人口減少社会の到来が、小さな政府、コンパクトな地方政府を実現する時代の要請を示しており、社会資本を縮小しつつ、如何に国民の生活の質の向上を計って行くかが今後の課題のになりそうである。
しかし、今回の総選挙、民主党は郵政民営化法案に賛成したいはずだが、それでは自民党との差別化が図れないという理由で、苦しい抗議をしているが、この不明確さが自民大勝の結果を招かないことを祈るのみである。
と言うことで、小泉純一郎は、何故か、中曽根康弘経由(中曽根康弘の熱狂的なファンらしい)で、田中角栄の遺志を継いでいる。
田中真紀子氏が彼の味方に付いたのも、そういうことを感じ取ったためで、不思議な話ではない。
が、中曽根の引退勧告、田中真紀子氏更迭についても、諸葛孔明が泣いて馬謖(ばしょく)を斬る心境だったのではないかと思う。
ということで、今のところ、郵政民営化は、ロッキード失脚後の田中角栄→中曽根康弘→小泉純一郎(民主党小沢一郎)と引き継がれた、『小さな政府』への日本の国家戦略の転換路線に沿ってるので、僕としては支持していきたいところだ。
今後の展開としては、この猪瀬直樹の本が参考になると思う。
江戸時代初期の謎の人口倍増、その後の人口減少社会に立ち向かった二宮尊徳の偉業について書かれている。
この二宮尊徳は、何故かサラリーマン大富豪、本多静六も師と仰いでいた男である。
そして、トヨタ自動車の創業者の思想にも二宮尊徳の思想は流れ込んでいる。
次回に続く
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