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7月 10, 2005

『パンツをを脱いだサル~ヒトは、どうして生きていくのか~』/経済人類学の世界8

経済人類学者、栗本慎一郎の最新著、


パンツを脱いだサル『パンツをを脱いだサル~ヒトは、どうして生きていくのか~』が発売された。

パンツ理論こと、過剰ー蕩尽理論の完結編である。


思えば、僕が17歳頃に、ふと手に取ってしまった、

鉄の処女鉄の処女~血も凍る「現代思想」の総批評~

という本を読んでから、実に20年の歳月が流れた訳だ。

この本はパンツを脱いだサル『パンツをを脱いだサル~ヒトは、どうして生きていくのか~』は、アメリカのテロ事件、日本のグローバル化、ニューエコノミー化が何故、起こったのか?


今、ロンドンで起こっているテロ事件の真相をも予言するものである。

構造はそのまま残っているからだ。


結論から言えば、アメリカのテロ事件も、今回のロンドンの首謀者も、それぞれ、ブッシュ大統領、ブレア首相である。


が、彼らはただの役者にしかすぎない。


本当の首謀者は人間ではなく、経済=貨幣の自己増殖、国際金融資本の金余り現象がテロを生んでいる。

それを担ってるのは、図らずも、僕が知的に尊敬している、ユダヤ人の一部の権力派国際
金融資本家であるが、あれほど知恵のあるユダヤ人をしても、『貨幣というパンツ<神>』が自己増殖していくシステムを止めれないという悲劇、人類進化の過程で生まれてしまった矛盾の拡大を回避できないという、問題の深刻さを表している。

アルカイダとか、国際社会の敵を想定していかないと、人類の内部に潜在する『攻撃性』を解消するはけ口が見つからない、戦争をする理由がなくなると困るという世界経済の現状は、まさしく、人類が作ってきた『聖と俗のシステム』、『長い時間(俗なる時間=日常=平和)をかけて過剰(人の生命も含む)を溜め込み、それをある時(聖なる時間=非日常=戦争)、蕩尽(滅し尽くす)するシステム』の矛盾にその原因がある。

根本的なのだ。根が深い。


現代の資本主義社会においては、進化の過程で必要悪として生まれてしまった、人類に内在する過剰な攻撃性が、経済の過剰な成長のシステムと、破壊的な世界大戦、テロ事件を生んだ戦争のシステムという『聖と俗、過剰ー蕩尽システム』により、さらに加速され。それを統合する『貨幣という神』に集約されつつある。


システムの自己目的化、『聖と俗、過剰ー蕩尽システム』というパンツ自体が意志をもったが如く振舞う時代が到来して、知恵あるはずの人類はそのシステムの奴隷と化しつつある。

パンツを脱いだサル『パンツをを脱いだサル~ヒトは、どうして生きていくのか~』という本は、この人類が抱え込んでしまった『聖と俗、過剰ー蕩尽システム』というパンツ自体を脱いでしまおう、という提言の書であり、その原因をも解き明かすものである。


単なるユダヤ陰謀論ではなく、アメリカや、ユダヤ人や、特定の民族や人々に責任を押し付けても問題は解決しない、人類の生理的文化的システム自体の構造を変えないといけないということを力説している。


それは本当に絶望的な試みかもしれない。


が、絶望することで、希望も見えてくると僕は思う。


そして、この本は三部作の完結編なので、前著二冊、栗本慎一郎の関連本なども合わせて読めば、理解も深まるだろう。


アインシュタインと同等以上のかなりの知的レベルの高い人か、非常に素直で馬鹿な人(笑)でないと理解もできなければ、読みこなしたり、意味さえ解らないかもしれないが。


最後に、栗本慎一郎の本は、すべての著作がジグソーパズルのように繋がり、巨大な曼荼羅、タペストリーを描くような構造になっているので、全著作を読まないと、真の意味は解らないかもしれないと言っておく。


パンツをはいたサル新版パンツをはいたサル新版~人間は、どういう生物か~

パンツを捨てるサルパンツを捨てるサル~「快感」は、ヒトをどこへ連れていくのか~


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