ライブドア失敗の本質/EQ=心の知能指数/経験から学び、気づくことの大切さ/サラリーマン人生戦略日記21/経済人類学の世界7
◇ 『理系ビジネスマンが書いた ― 人生をプロジェクトマネジメントしよう! 泉 通博 (著) ¥1,365 (税込)』という本を読んでいて、久々に『EQ=心の知能指数』という言葉を見つけた。
『EQ=心の知能指数』というものは、学校で勉強が出来るというIQ(知能指数)とは別物で、『気づく能力』というもので、学校では教えてくれません。
経験から気づくしかない。心理学の本なんかを読んでもいいけど、経験から気づいて、自ら仮説を立て、検証していく能力です。
『自分自身の情動を知る能力』『自分の感情を制御する能力』『自分を動機づける能力』『他人の感情を認識する能力』『人間関係を上手く処理する能力』の総称と言えるかもしれません。
この視点から、ライブドアの今回のニッポン放送問題と、前回の楽天との問題の失敗の本質について考察してみましょう。
今回のニッポン放送問題の際は『ニッポン放送の社員の感情に配慮しなかった』こと、前回の楽天との問題は『参入の決定権をもつ、プロ野球のオーナー、機構の構成員の感情に配慮しなかった』のが失敗の原因だと思われます。
『自分の感情を制御する能力』(自分の発言、態度)『他人の感情を認識する能力』『人間関係を上手く処理する能力』、この三つの点で、相手の反応を予測できずに、というか配慮せずに失敗した、というのが真相のようです。
堀江社長は自分に自信があり、自分が優れている人間だと思ってるでしょうし、それは事実で、正しいのですが、そうだとしても、世の中というのは、大部分がさほど優れてない、僕のようなごくありふれた人間で構成されていて、そういう人間ほど感情に流されやすく、理性的には考えません。
堀江社長が正しければ、正しいほど、周囲の反発は逆に強くなり、どんな愚かな人間にも感情があり、自信もプライドもあったりするし、感情的に意固地になり、自分の非を認められなくて、素直でない傾向が強いようです。
それが人間であり、頭のいい金持ちは世間のそうゆう感情に配慮し、多額の寄付をしたりしてニュースになったりします。
とはいえ、堀江社長の場合、著書などを立ち読み(笑)したところ、性格的にわざとそうしている節もあり、『テレビで演技しない』とか、『面倒なことはしない』とか、結果が予測できても敢えてそうしてるようにも思えます。
僕も分かっててもそうしてしまう、人間、意地を張ってしまうことは多いですね。
◇ では、ソフトバンクの孫さん、北尾CEOさんが『EQ=心の知能指数』が高いかというと、まあ、高いのかもしれないが、彼らもまた、以前、買収に失敗した経験から学んでいて、今回も、事前にフジテレビのみならず、日本テレビなども回って、テレビ局との提携を狙っていたようです。
フジテレビの企業防衛に協力することを交換条件に、ソフトバンクグループと提携するという取り引きがあったのが真相のようです。
◇ 世界的な経営学者P・F・ドラッカー氏が師と仰いでいた、経済人類学者カール・ポランニーによれば、資本主義以前の未開社会などでは、『経済というのは社会に埋め込まれていた』といいます。
どういうことかというと、未開社会では、経済活動は市場や貿易港(長崎の出島)の特定の場所だけで限定されていて、現代社会のように、社会全体に市場が広がったりしていないかったということなんだけど。
現代の資本主義社会でも、基本は『人の集団=社会』であって、経済や資本がどんなに猛威を振るおうと、その辺りのことを見誤ると、ライブドアの二の舞になるようです。
P・F・ドラッカー氏が『コミュ二ティ』『社会』を重視し、会社の目的が『利益の追求』ではなく、『顧客の創造』であるのは、そういう意味であるようで、確かに、人という実体を中心に、お金やモノというものがあることを忘れてはいけないのかも知れません。
この日記が面白いと少しでも思った方は人気blogランキングを、ぽちっと押してやってください。
読んでくれた、投票してくれた、皆さんに感謝いたします。
坂崎いるかのパートナーさがし日記はこちら。
メインブログ、楽天日記『新世紀の生き方、物語の世界』は、こちらです。
暗黙知・経済人類学の世界のバックナンバーは、こちらです。
ブログランキングサイトはブログ王、人気blogランキング、元祖ブログランキングなどがあります。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント