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1月 29, 2005

経済人類学の時空論/主観的な時間、客観的な時間/亞の玉手箱、易経に学ぶ2 /経済人類学の世界6

易経・新 4.飛龍になる兆しとは~「易の世界(その考え方)」/かんべちゃんの画像UP!/を読んでいたら、経済人理学の時空論のことが思い出されてきたので日記にまとめておきます。

易経って凄いですね。


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経済人類学の時空論では、『空間の変化の相が時間』ということになっていて、空間=物質なので、『物質の変化の相が時間』ということになります。


基本単位は【空間=物質】で、【空間=物質】が変化していくことにより、【時間】が生まれる訳です。


【空間=物質】が変化しなければ、【時間】は『止まってる』と言えます。


だけど、世界というものは、常に流れ、動き続けているので、時間は一定の速度で流れているように見えます。

これが物理化学法則でいう【客観的な時間】なんですが、この【客観性】というものが非常に怪しいもので、実は、『一時的に恒常的に安定している状態』なだけで、大地は一見動いていないように見えますが、実際には地球そのものが自転していて、太陽の周りを公転しているのだから、実際には感じ取れないほどゆっくりと動いている訳です。

これに対して個人や個別の生命体内部の【主観的な時間】というものは、変化の速度が速く、個別に時間の流れ方が、体内の【代謝】の速度によって、若いときは早く流れ、年をとれば遅く流れているように感じます。


【代謝】というのは体内の【物質】の変化で、【代謝速度=体内物質の流れの速さ】と考えていけば、『物質の変化の相が時間』がであるとすると、それが違えば時間の流れが違ってくるというのも頷けます。

ちょっとこの辺りはややこしいので、議論の余地があると思いますが。

主観的時間(=個別の生命体内部の時間の流れ)も客観的時間(世界、地球生命体/ガイアの時間の流れ)も、時間の変化の速度のスケールが全く違うので、一方が止まってるように見え、他方は動いてるように見えるだけで、実際にはどちらも変化し続けている訳です。

話を戻すと、【空間=物質】の変化の相を観察していけば、【時間】というものが見えてくる、というのは理論的には正しいということになります。


だから、亞さんがおっしゃるように、


『時が動くのです。
ほとんどの人は
時を観る力がありません。
それなのに、飛龍に移る時は
いろいろな変化で分かるのです。』(亞さんの日記より引用)


なんてことも、【空間=物質】の変化の相に注目して、観察していけば、見えてくることもあると思います。


…亞さんの掲示板書いてるうちに、日記がひとつ書けてしまいました(笑)。


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この考え方は、物理哲学者エルンスト・マッハの時空論がベースになっているのですが、この考え方がアインシュタインの相対性理論の基礎にも繋がっていきます。


そして、そのまま、経済人類学の時空論でもあります。


この辺りの議論については、「意味と生命」暗黙知理論から生命の量子論へ(青土社 03-3291-9831 1988/6/15 1800円 などを参照して下さい。


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ライフワークであるマイケル・ポランニーの暗黙知理論の展望を、著者が化学認識論として「現代思想」へ発表した集成の書。メルロ=ポンティ再評価の契機も提出しており、時空、言語、身体、諸細目としての世界観などにおいて、科学の持つ可能性を一変させる視座を提起している。
栗本慎一郎の哲学的基盤の一部を明らかにした書。
「本書はかなり難解であるし、西欧形而上学の伝統を批判して決別したというより、ある面では全く別の真実の光の地平から進みきたって邂逅して批判しているものであるから、時空論にせよ、エントロピー論にせよ、言語論にせよ、旧来の俗流西欧知識人主義を排して何度も精読せねば判るまいと敢えて言っておこう。
多分、この書は、私にとって、人生中期の中心的な書物である。『ブダペスト物語』(晶文社)なみの愛着と『経済人類学』」(東洋経済新報社)『幻想としての経済』(青土社)と同じ誇りと『パンツをはいたサル』および『パンツを捨てるサル』(カッパ・サイエンス)に匹敵する気迫とをもって世におくる。」(あとがきより)

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1月 23, 2005

「30歳からの成長戦略」感想/全体思考法と暗黙知/全体と部分/暗黙知・経済人類学の世界5

まだ途中だが、「30歳からの成長戦略」を読んでいる。


マイケル・ポランニーの暗黙知理論と通底する部分が多く、興味深く読んでいる。


マイケル・ポランニーは、経済人類学者カール・ポランニー(世界的経営学者ドラッカー氏の才能を早くから見出し、ドラッカーに師と仰がれ、ドラッカーは自らの著作の中でポランニー家天才家系説を唱えた)の弟の物理化学者で後に、科学哲学に転身した変り種だったりしますが、ノーベル賞直前で、その栄光を棒に振り、自分の内的欲求に従い、後半生を「暗黙知」「生命の進化論」などに捧げた勇気ある男だったりします。


そして、マイケルの著書はドラッカーによって広められたのみならず、世界的学者と呼ばれる人々の間では、隠れた必読書のようなものとして位置づけられているので、まあ、暗黙知理論そのものが現代の学問の基礎的素養のひとつなのかもしれないと思います。

個人差はあるにしても、暗黙知というものは、特別な才能ではなく、誰もが、人間(というか生物なら)なら必ず持っているものなので、何かを理解したり、意味を理解するということでさえ暗黙知の作用がなくては満足にできないくらいありふれた、当たり前のものである。

さて、全体思考法というのは、カリスマ経営者が直感的に会社の戦略を策定したりする際に見られる思考法で、現場に何度も足を運び、現場のイメージと感覚を自分の身体に叩き込み、全体を眺めて、今までの経験から来る直感と想像力で正しい結論を導き出すというものである。


現場感覚と経験と直感によって、想像力を縦横に駆使する発想法なのだが、多くの場合、そのような人材を育てる方法も未だ開発されていないし、「どうして、こんなこと思いついたのですか?」
と問われたところで、本人にも「勘だ」とかしか言えない、思考プロセスさえ、他人に説明できない思考法である。


実は、これこそが暗黙知の本質で、僕らは例えば、東京ドームの数万人観客の中から、長島監督の顔を見分けることはできるが、それを明確に言葉で語ることはできない。

例えば、何かを習得するコツとか、自転車に乗るコツとか、長島監督のバッテングのコツについても同様で、彼は「来た球を打てばいい(カーン)」とかとしか言えないのは当然の話だったりする。


ただ、人間の認知のシステムが『部分に注目することにより全体が見えてくる』という『部分から全体へ』という関係があることはマイケルが言ってることでもある。


だから、現場に足を運び、経験を積むうちに、直感(集中と緊張の極限からの弛緩の際に訪れることが多い。トイレとか、お風呂とか)とイメージ、想像力が湧き、いつのまにか全体の経営戦略が頭に浮かぶ。


この直感と想像力を創発する潜在的な力の源というのが暗黙知である。


「30歳からの成長戦略」に書かれている全体思考法のバックグラウンドについてちょっと考察して、暗黙知について語ってみた。

この思考法は、著書の体験と知恵から導き出された実践的思考法なので、一時的な流行的な思考法を越えて非常に奥が深いものであり、お勧めである。


いつの時代にも、次世代を切り拓く発想は、現場に多く足を運ぶしかないということを忘れてはいけないらしい。


◇ 関連ブログ ◇

「30歳からの成長戦略」を楽天で買おう!

40歳からの仕事術さん楽天日記

「30歳からの成長戦略」専用ブログ


暗黙知について、詳しくは、経済人類学者、栗本慎一郎氏の本「パンツをはいたサル」「「『意味と生命』暗黙知理論から生命の量子論へ」を読んで見てください。


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2004.12.31(金)楽天日記より

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1月 04, 2005

ブタベスト物語/天才たちのリスト/経済人類学の世界4

「ブタペスト物語―現代思想の源流をたずねて」
栗本 慎一郎 (著)、晶文社(amazonで栗本慎一郎で検索すると出てくる。マーケットプレイスのユーズド商品だと非常に安いですね)

現代文化の源流, 2003/05/30 レビュアー: valis2

 同じブダペスト大学の学生が、同じカフェに集い、後にノーベル賞受賞者を輩出することになる。著者はその秘密を探ろうとしてハンガリーへと向かう。これが主要なテーマだ。読めばわかる。

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「ブタペスト物語」に出てくる主にユダヤ系ハンガリー人たちのリストをちょっと挙げておきます。


ハンガリー人の一覧


この中で、ちょっと有名な人などを挙げておきます。

この当時の時代背景として、ハプスブルク家(ハプスブルク家/ドイツ語:Habsburg、「鷹の城」の意)は、現在のスイス領内に発祥したヨーロッパの貴族、王家。カエサル一門の出身と名乗り政略結婚による大規模な領土拡大に成功した。中世から20世紀初頭まで、オーストリア大公国、神聖ローマ帝国、スペイン王国、ベーメン王国、ハンガリー王国、オーストリア帝国(のちにオーストリア・ハンガリー二重帝国)などの大公・国王・皇帝を代々輩出した。)の支配の元にオーストリア・ハンガリー帝国/Österreich-Ungarn(1867年 - 1918年)なんてものが勃興していまして、ドイツ、オーストリア、ハンガリーは、三位一体の巨大帝国として君臨していました。

東欧諸国、オーストリア、ハンガリーなどはひとつの国だった訳です。

そして、1914年、皇位継承者フランツ・フェルディナント大公夫妻がボスニアの州都サラエボでセルビア人青年に銃殺されるという「サラエボ事件」がきっかけとなって、オーストリアのセルビアへの宣戦から欧州全土を恐怖のどん底に陥れる第一次世界大戦が始まったりします。

大変な時代でしたが、この地域に優秀なユダヤ人が集中していて、オーストリア・ハンガリー帝国の解体後、第二次世界大戦のヒトラーのユダヤ人迫害を機に、ユダヤ人たちは、ドイツ→フランス→イギリスを経由して、アメリカに渡っていって、ハリウッドとか、コンピューター産業とか、原子爆弾とか、精神分析、心理学とか、株式市場とか、マスコミとか作っちゃたり、ノーベル賞級の学者を多数輩出する訳ですねえ。

いや、凄まじいリストです。


ちなみに、ハンガリーはアジア系民族との交流というか、オスマン・トルコなどの支配下に入ったことも何度もあるし、ハンガリー名は東洋系の「姓、名」の順序だったりします。

ポラーニ・カーロイ(カール・ポランニー) のようにハンガリー語
だと同じ名前でも、語順のみならず、発音も変ってきます。


ポラーニ家 the House of Polányi(Pollacsek)

ポラーニ・カーロイ(カール・ポランニー) Polányi Károly, w:Karl von PolányiMoholy-Nagy László - 経済人類学の創始者。

ジョン・ポランニー Polányi János, John von Polányi ノーベル化学賞受賞。

ポラーニ・ミハーイ(マイケル・ポランニー) Polányi Mihály,
Michael von Polanyi - 物理化学者から、科学哲学者に転向、暗黙知理論を提唱。

ベーケーシ・ジェルジ Békésy György, Georg von Bekesy - ノーベル賞。

ゾルターン・コダーイ hu:Kodály Zoltán - 作曲家。

オラー・ジェルジ(ジョージ・オラー) Oláh György, George Olah - ノーベル賞。

ラパポルト・ダーヴィド(デイヴィッド・ラパポート) Rapaport Dávid, w:David Rapaport - 心理学者。

アブラム・ヘルシュコ(ヘルシュコー) Avram Hershko(Herskó) - ノーベル化学賞。

ジョージ・キューカー(ツコル・ジェルジ) Cukor György, George Cukor - 映画監督・俳優・舞台演出家。「スタア誕生」「マイ・フェア・レディ」など。

アンドリュー・グローヴ(アンディー・グローヴ) Gróf András, Andrew Grove - インテル創業者。

ケストレル・アルトゥール(アーサー・ケストラー)Kösztler Artúr, Arthur Koestler - 作家・思想家。「真昼の暗黒」など。アシュケナージのハザール説でも有名。 ホロン理論でも有名。実はポランニー家の経営する幼稚園に通っていたご近所。ホロン理論とマイケル・ポランニーの暗黙知、「層の理論」は深く関連している。

ショロシュ・ジェルジ(ジョージ・ソロス) Soros György, George Soros - 投資家。

シラールド・レオー(レオ・シラード) hu:Szilárd Leó, Leo Szilard - 物理学者。

アドルフ・ズーカー Adolph Zukor - 映画興行師。パラマウント映画社の創立者。

オーレル・スタイン(シュテイン・マールク・アウレール) Stein Mark Aurél, w:Mark Aurel Stein - イギリスの探検家。

テッレル・エデ(エドワード・テラー) Teller Ede, Edward Teller - 物理学者。 ハンガリー生まれでユダヤ人の家系のアメリカの核物理学者である。水爆の父として知られる。

ナイマン・ヤーノシュ(ジョン・フォン・ノイマン) Neumann János, John von Neumann - コンピューター発明者。

ハルシャーニ・ヤーノシュ(ジョン・ハーサニ) Harsányi János, John C.Harsanyi - ノーベル賞。

ビーロー・ラースロー László Bíró - ボールペンの発明。

フランクル・ペーテル(ピーター・フランクル) Frankl Péter - 数学者・大道芸人。

プリツェル・ヨージェフ(ジョーゼフ・ピュリツァー) Pulitzer József, Joseph Pulitzer - 「新聞王」。ピューリッツァー賞創設者。

レーナールド・ヨージェフ - ノーベル賞。

ルカーチ・ジェルジ(ゲオルク・ルカーチ) Lukács György, Georg von Lukács - 哲学者・文学史家。マルクス主義者。キリスト教に改宗。

ローヘイム・ゲーザ(ゲーザ・ローハイム)Róheim Géza, Géza Róheim - 精神科医・人類学者。

リスト・フェレンツ(フランツ・リスト) Franz Liszt - 作曲家。ドイツ系。

バルトーク・ベーラ(ベーラ・バルトーク) - 作曲家

モニカ・セレス(モニカ・セレシュ、セレシュ・モーニカ) - テニス選手。

ルドルフ・シュタイナー - 思想家。ドイツ人。

リヒャルト・ジグモンディ(ジグモンディ・リハールド) Richard Zsigmondy - ノーベル賞。ユダヤ系。

ローベルト・バーラーニ(バーラーニ・ローベルト) Robert Bárány - ノーベル賞。ユダヤ系。

ミルトン・フリードマン Milton Friedman - ハンガリー系ユダヤ人。ノーベル経済学賞。


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1月 03, 2005

ブタベスト物語/光の都市、闇の都市/相対的認識論/経済人類学の世界3

まず、カール・ポランニーの経済人類学と、マイケル・ポランニーの暗黙知について語っていくためには、ユダヤ人であった彼らの人生の軌跡を辿っていくのが解りやすいだろう。


1910年あたりからの東欧のユダヤ人コミュ二ティについて、特にハンガリーの首都「ドナウの薔薇」ブダペストの物語について語っていこう。


「ブタペスト物語―現代思想の源流をたずねて」
栗本 慎一郎 (著)、晶文社(amazonで栗本慎一郎で検索すると出てくる。マーケットプレイスのユーズド商品だと非常に安いですね)

現代文化の源流, 2003/05/30 レビュアー: valis2

 同じブダペスト大学の学生が、同じカフェに集い、後にノーベル賞受賞者を輩出することになる。著者はその秘密を探ろうとしてハンガリーへと向かう。これが主要なテーマだ。読めばわかる。

血と薔薇のフォークロア (参考HP、株式会社リブロポート 03-3983-6191 1982/06/25) 1900円 (amazonで栗本慎一郎で検索しても出てこ来ない。残念ながらもう古本屋でしか手に入らないかも?まあ、「ブタペスト物語―現代思想の源流をたずねて」があれば十分かも。本題とはあんまり関係ない本ですし)

アール・ヌーヴォー、そして吸血鬼のかおりを追って訪れたトランシルヴァニアとブダペストの旅.。カメラマン中村英良の写真も美しい。薔薇のブダペストにとって、血のトランシルヴァニアとは何か?
「この本はなぜ血と薔薇を表題にしているのか。トランシルヴァニアの吸血鬼の血とそれを吸って咲く赤い薔薇というわけえではない。薔薇十字軍の薔薇でもない。
この本はカメラを持った、東欧はトランシルヴァニア紀行でもあるから血の方は確かに吸血鬼にまつわる血なのだ。しかし、そこに、民族の血、文化の深層に流れる血という意味もこめられている。それがやがて、カール・ポランニーの経済人類学や、民族の血、文化の深層に流れる血という意味もこめられている。それがやがて、カール・ポランニーの経済人類学や、マイケル・ポランニーの深層の知の理論に、流れ込んでいくものだからだ。

薔薇とは、ドナウの薔薇と愛称される美しいブダペストを指す言葉なのだ。ドナウの薔薇ブダペストに現代思想の源流を尋ねながら、それがなぜ、トランシルヴァニア調査行に結びつき、ついでにドラキュラ侯の遺跡まで訪れることになってしまったのかという理由は、この本を見ていっていただければ、次第に判るであろう。取り敢えずは、難しく、出発しよう。」(本文より)

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経済人類学者、栗本慎一郎は、アール・ヌーヴォーの源流で、吸血鬼で有名なトランシルヴァニアから、ハンガリーのブダペストの旅の中で、彼らの文化の源流を辿ることで東欧のユダヤ人コミュ二ティの共通の精神に迫ろうとします。


フリーメーソン左派?だったらしい、物理学者のエルンスト・マッハを中心に、経済人類学のカール・ポランニー、暗黙知のマイケル・ポランニーはなどをメンバーとして、ブタベスト大学にガリレオ・サークルというものが結成されます。


ドナウの薔薇といわれるブダペストは、後にノーベル賞の学者を輩出することになりますが、この東欧の都市に、それらのユダヤ人の天才たちが集中して住んでいた時期というのがありました。


彼らは、ブタベストのカフェで毎日集い、色々な話や議論を戦わせたといいます。

そんな日々を重ねることで、彼らはある共通の認識、思想を共有していったのではないかと思います。


栗本慎一郎さんの著書に「光の都市、闇の都市」というものがありますが、都市を記号論的(記号論 semiotics。semioligyとも言う。人間活動や自然現象など、人間が認識の対象としている記号を一般的に論じる学問分野。ソシュールやパースによって提唱された。 関連HP 言語学・日本語学 基本用語集)に解釈したもので、ブダペストを光の都市と考えると、アール・ヌーヴォーの源流で、吸血鬼で有名なトランシルヴァニアは闇の都市になり、ブダペストから見るとチェコ共和国の首都プラハは光の都市、プラハから見ると、ブダペストが闇の都市に見える。

【光の都市、闇の都市】

パ リ(フランスの首都)
↑ ↓
ウィーン(オーストリアの首都)
↑ ↓
プラハ(チェコ共和国の首都)
↑ ↓
ブタベスト(ハンガリーの首都)
↑ ↓ 
トランシルヴァニア(ルーマニア中部・北西部の歴史的地名)
  
  闇


このように、【光の都市、闇の都市】論というのは、重層的重なり合い、どこに視点を置くかで、相互に両義的な性格を持つ都市の構造~ひとつの都市が、ある視点からみると光だったり、別の視点から見ると闇の性格を持つという風に~をもつ、このような世界観、物の見方というのが、実はエルンスト・マッハの【相対的認識論】
だったりします。


つまり、マイケル・ポランニーの暗黙知の【層の理論】との共通項として、世界を重層的に重なり合った【構造】をもち、【相対的な視点】によって意味付けが変ってくる世界観、物の見方というのがエルンスト・マッハの【相対的認識論】というものです。


この【相対的認識論】は、アインシュタイン相対性理論との共通点がある。


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1905年に特殊相対性理論を発表。ニュートン力学とマクスウェルの方程式を基礎とする物理学の体系を根本から再構成した。特殊相対性理論では、質量、長さ、同時性といった概念は、観測者のいる慣性系によって異なる相対的なものであり、唯一普遍なものは光速度cのみであるとした。

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このような背景のもと、アインシュタインは、次の二つの仮定のみをもとに思考実験によって新しい理論を考え出した。

1.力学法則はどの慣性系においても同じ形で成立する(相対性原理)。

2.真空中の光の速さはどの慣性系から観測しても一定である(光速不変の原理)。

この仮定を満たすために、それまで暗黙のうちに一様で変化しないとみなされていた空間と時間が変化するという結論が導かれた。

「光の速度に近い、加速していないロケットから、光の速度が c に見えるようにするためには、どうすればよいか。」アインシュタインの答えは、「ロケットの時間が地上と同じように進むとすると、ロケットからは光の速度がのろく見えてしまう。よって、ロケットの中では、時間の進み具合が遅いとしてしまえばよい。」というものだった。このように考えると、確かに、ロケットからも光の速度が地上と同じ c に見える。これが1905年にアインシュタインが提示した特殊相対性理論である。

しかし、このような考えはそれ以前の考え方とまったく相容れないので、大論争を引き起こした。


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赤字の部分がエルンスト・マッハの【相対的認識論】の考え方と酷似していることに注目してください。

観察者の視点によって、時、空間が相対的に変化していくというのが相対性理論の本質です。


まあ、これは僕の直感と、想像力と、物事の構造を見抜く暗黙知によってできた仮説に基づいていて、まだ、検証をされたものではありません。見切り発車です(笑)

これから、証拠がため、そのあたりの論考を重ねていきます。


しかも、物理学も、数学も苦手でして、その代わり、国語力と社会学、心理学は生まれながらにして、何も教わらないのにそこそこだったりします。

文脈、意味の構造から、その推論が正しいのではないかと推定しているに過ぎません。


さて、次回からも、このようなユダヤ系の学者の理論の共通点を見つけて、その考え方の基盤を解き明かしていきます。


ちなみに、【光の都市、闇の都市】論に出てくる都市は、多数のユダヤ人がいた都市でもあり、トランシルヴァニア(ルーマニア中部・北西部の歴史的地名)からパ リ(フランスの首都)に至るルートには、ユダヤ人がヨーロッパからアメリカに移動して行ったルートと一致していたりして、なかなか興味深いものがあります。

この後、ロンドン→アメリカというルートで、ユダヤの天才たちの多くは、アメリカに渡っていきます。

そして、経済人類学の考え方が、この世の全ての学問を統一する、統一理論の可能性を秘めていて、アメリカのテロ事件、現在の日本が直面している現代文明問題点を解決する思想であることを、これから徐々に語っていきたいと思います。


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1月 02, 2005

経済人類学と相対性理論/ポランニー家、ユダヤの天才の系譜/経済人類学の世界2

2005年が明けまして、今年もよろしくお願いいたします。


さて、このサイトのタイトルなんですが、『サラリーマンの人生戦略』から『経済人類学の世界』に変更することにしました。

Livedoorに全く同じサイトがありまして、複数のブログをどう使い分けようかと思案して来ましたが、ライフワークになりそうな、経済人類学、暗黙知の解説についてこのブログにまとめてみようかと思いました。


ということで、よろしく!


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おそらく、僕のライフワークとなるであろう「経済人類学とは何か?」というお話をしたいのですが、ややこしいので、ちょっとエッセイ風に色々と面白い話を取り上げながら書いていきます。

最近、経済人類学者、栗本慎一郎氏の本「パンツをはいたサル」を読み返していて、暗黙知で有名なマイケル・ポランニーのことを考えていた。

マイケル・ポランニーは、経済人類学者カール・ポランニー(世界的経営学者ドラッカー氏の才能を早くから見出し、ドラッカーに師と仰がれ、ドラッカーは自らの著作の中でポランニー家天才家系説を唱えた)の弟の物理化学者で後に、科学哲学に転身した変り種だったりしますが、ノーベル賞直前で、その栄光を棒に振り、自分の内的欲求に従い、後半生を「暗黙知」「生命の進化論」などに捧げた勇気ある男だったりします。


ちなみに、息子はジョン・ポランニーは1986年度ノーベル化学賞受賞の物理化学者であり、ポラン二ー家はヨーロッパでは天才の家系と言われていて、ポラン二ー家自体を研究機関があったりします。


「暗黙知」は最近、ナレッジ・マネジメントなどとして紹介されているけど、そういう天才的な理論が生まれた土壌として、東欧のブタベストのユダヤ人の人々の存在があったりします。

そういう学問の系譜を辿ると、こういことになります。

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物理哲学者エルンスト・マッハ  

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   ↓          ↓           ↓
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カール・ポランニー  マイケル・ポランニー アインシュタイン

言語学者ソシュール  

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   ↓          ↓
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ドラッカー 栗本慎一郎 

構造人類学者クロード・レヴィ=ストロース

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物理哲学者エルンスト・マッハが唱えた、「相対的認識論」が、アインシュタインの相対性理論の基礎を作り、現代言語学の祖ソシュールの言語理論にも影響し、そこから構造人類学を導き、日本の栗本慎一郎の経済人類学と流れ込んでいる訳です。


ドラッカー氏がよく、「ネクスト・ソサエティ」というように、経済を語るのに「社会」を問題にするのは、カール・ポランニーの経済人類学の影響だったりするし、「暗黙知」「ナレッジ・マネジメント」はもろにマイケル・ポランニーの影響ですし、栗本慎一郎氏の経済人類学もカール・ポランニーを経て、マイケル・ポランニーの暗黙知、層の理論に辿りついている訳です。  

おいおいそのあたりを解説していきます。

全ての糸を解きほぐすには、長い時間がかかりそうです。

やっぱりライフワーク?


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